決戦

今年は右ですか〜!驚愕のサンスポを見ながら思わず心でつぶやいてしまった。せやけども過去ないくらいのえぇ写真です。右のみんな良かったね〜。左の方は事務長さんの写真楽しみにしとこ。




さて一息ついたとこで昨日の日本選手権。最高に高ぶらせてもらいました。それもこれも、単にアジアへ行くというだけでなく、ドラゴン VS カヌー の色が強かったから。大正大学碧水会カヌー部、ぼらカヌークラブ、日本を代表すると言われるカヌー選手、国体選手を集めるチームに、ドラゴン生え抜きのうちらが負けることは断固として許されなかった戦い。はっきり言って昨日までカヌーしてた人がひょこっとドラゴンボートに乗って簡単に勝たれちゃ面目丸つぶれ。だからこそ日本一を決める今大会で示しをつけなければいけなかった戦い。ドキドキワクワク楽しかった。




初戦は強豪と当たらず準決勝で大正カヌー部と合わせることに。1cmでも前に出て、うちらの速さを証明したかった。スタートと同時にどんどん姿が消えてく。心の中でガッツポーズ。いつも2戦目はリラックスして漕ぐ自分ですが、ついつい負けるものかと高ぶって全開で漕いでいました。ただそんな中でもどこか冷静であれた自分が気持ち悪かった。今までだったら無我夢中で終わってただろうに。準決勝は地元の先輩がはるばる応援しに来てくれてましたが、レース後『ピリピリしてて話し掛け辛かった(笑)』と一言。そりゃ高ぶりますよこっちもね。外から見る磯風は他艇と明らかに完成度が違うとお褒めの言葉いただきました。さすが播州の勝負師とっちゃん。わざわざありがとでした。




テントに帰る途中、関東のチームの方からもお言葉いただきました。初めてお会いする方でしたが、『磯風すごいな〜。スッキリしました』と。スッキリ!?と思いながら会話してると、カヌーベースの大正があれだけきれいに負ける姿を見てスッキリしたそうな。東京大会でもそですが、いつも急に大会に出てきて勝って帰る姿が嫌いなんだそうです。だからこそ生え抜きのうちらが勝ってくれたことに喜んで下さいました。ありがたいお言葉またまたありがとです。





時は流れ決勝へ。相生の同志、陸ペーロン大正大学、磯風、ぼらCC、不知火海龍が艇を並べる。スタートラインはいつになくきっちり合わせ静寂が続いたけれど気持ち悪いくらい集中が切れない。艇上でのドローインが良かったのか。前方を見据え艇先を整えながらスタートコールが進んでいき、アテンション ゴー。何となく出たのは分かったけど今一つよく分からない。それでも向かうはゴールのみ。太鼓手がいつもは『楽勝や〜』と叫ぶところが全く聞こえてこず、聞こえてきたのは『ヤッホー』の声。ほんまに言いよったと心で笑いながらゴール。予定では即座にガッツポーズするつもりが一気に脱力。その後ガッツポーズ。正直ホッとして肩の力が抜けきったのが素直な身体と心の反応やったんでしょう。決勝では4レーンと5レーンが接触したみたいで再レースの空気が流れましたが再レースにならずやれやれ。もう全部出し切ってたんでほんまに勘弁でした。



昨年はペーロンがズレただけにドラゴンの練習が一回しか出来なかったけれど、今年はたっぷりとドラゴン練習が出来、やれることはやって臨めましたね。それがなけりゃどうなったことか。ただ単純に、カヌー部は強い。さすがだったですね。ここまで熱くしてくれてありがとう。




それと、はるばる大阪まで足を運んでくれた方々、来れなくとも日頃から応援してくれた方々。そんな多くの人あっての磯風です。ほんまに有り難い。




色んなことが駆け巡ったこの何十日、そこに辿り着くまでの何百、何千日、頑張ってきてほんまに良かった。まだまだ風は吹きますよ〜。みんなありがと。




次は長崎か…1番の楽しみはチャンポンとカステラ。長崎の練習!?またこれからですね。このまま行けばターンブイ回れんね(笑)さてどうすっか。とりあえずスケジュールまたまとめんと。