2012 長崎大会を終え

今年も熱い戦いが長崎で繰り広げられました。
昨年は初優勝させていただき、連覇を目指しての出場。細かいところで色んなトラブルも生じましたが今年も無事優勝することが出来ました。

とにかく猛暑が予想されていたので、一番の敵は猛暑対策と考え大会に臨みました。こういった大会では何よりコンディショニングが難しいです。しっかりとした体温調節を行わないと日頃のパフォーマンスを出すことが出来ません。そのためにもレース前後のクーリングには気を使いました。また暑い中なのでウォームアップにも気を使いました。体温が上がり過ぎると体への負担も大きくなりレース前に果ててしまいます。トレーナーさんが色んな情報を提供して下さり、いい状態で各レースに臨むことができました。また現地の環境に対する注意にも気を使いました。何しろ日蔭の少ない環境ですので、アップやダウンの場所が限られていましたが、くまなく視察し何とか確保することが出来ました。

食事面ではしっかりエネルギーを確保するよう努めました。暑い中では食欲も落ちますが、しっかりとしたクーリングのせいか食も落ちずバテた選手は一人も出ませんでした。チームドクターからのアドバイスも素敵でした。見事なNaコントロールだったと思います。
こういったスポーツ科学・スポーツ医学を取り入れていくことによりよりレースに集中できたと思います。でもまだまだ科学も発展途上なチーム事情です。もっともっと勉強してチームに還元していきたいと思います。

前日の視察にて、パシャリ。優勝した中学生チームの喜び↓

気合の入る職業対抗レースの選手↓

さてレースですが、予選は問題なく1位で通過することが出来ましたが、予想外であったのは全体のタイムで2位の通過となったことです。これにより準決勝の組み合わせで第2組に入りました。時間的に余裕を持たせたかったので本当は1組に入りたかったですがこれは予想外でした。各レース、潮の流れや波によってタイムが変わるので仕方のないことですが、1位通過された元チャンプの戸泊チームさすがでした。ただ2組に入り、決勝までの時間が少なかったことはある意味勉強にもなりました。そこで短時間でのコンディショニングについて学ぶことが出来たからです。誤算でしたが結果的に嬉しい誤算でした。

準決勝は優勝候補の牧島チームさんと一緒でした。相当速いと聞いていたのですごく楽しみなレースでしたが、準決勝も無事1位通過。昨年のレコードを塗り替え大会記録を塗り替えたレースでもあります。今年は新人が多かったですが、新人もよく頑張ってくれてます。新人には漕ぎだけでなく周りを見る力も今後養っていって欲しいですね。うちのチームはただ漕ぐだけでなく社会で活躍できる力を養うことも大切にしています。かなり厳しい意見も時には言いますがそれでも素直に吸収できる後輩は就職してからもしっかり仕事出来ていると思います。

そして決勝は6コースからの出艇。ターン地点での詳しい映像は見ていないので何とも言えませんが、ターンで一旦リードされていたように見えましたが焦らず落ちついて差し返しての優勝。

2位以下はかなりの接戦でしたが昨年に続き長崎NO.1は福田西部地区でした。牧島チームは3位でした。惜しかったですね。でもこれで更に火が付いたのでは!?今年も昨年以上に長崎チームのレベルUPを感じさせられました。来年はどうなるのか今から楽しみですね。五輪並に熱い戦いでした。長崎のみなさんありがとうございました。そしてチームをいつも支えて下さるみなさんもありがとうございました。