大会を振り返って

振り返りは早い方が忘れず良いので簡単に振り返ってみましょう。

今大会は選手村はなくホテルに宿泊。我々のホテルは同じ競技の各国選手団の宿泊場所で、各競技ごとにホテルが違っていました。
ホテル環境は良好で、日々快適に生活することが出来たと思います。
食事はバイキング形式で、食事内容はあまり変更なく同じ食事が続いたものの各自で調整し、ウェイトコントロールができました。室内に体重計があったのもありがたかったですね。

レース日は起床時間が早く5時起床でしたが、レースのない朝も5時半に起床し朝のトレーニングを行うなどレース日同様に体を整えられました。そのためレース日も違和感なく現地に入ることが出来ました。

レース会場です。風が日々やや強く悩まされるレースもありました。またレース初日は雨が降り気温も低く冬のレースといった環境でした。2日目に関しては過ごしやすい天候でしたがやはり濡れてしまうと体温が奪われコンディショニングが難しい部分もあったと思います。それでも各自が意識して調整してくれ、問題なかったように思います。

海上近くにタワーがあります。報道どおり、日によっては大気が乱れる日がありました。黄砂かと思いますが、PM2.5が懸念されましたのでN95マスクを用いました。このあたりは皆医療者なのでよく意識できたと思います。

↓↓ 大気に淀みがあればタワーもかすみますね。


さて肝心のレースの方ですが、

我々日本チームは銀1  銅2   という結果になりました。

詳細として、
スモールボート500メートル
1位 チャイニーズタイペイ
2位 中国
3位 日本

2位とは0.1秒差でした。

スモールボート 200メートル
1位 中国
2位 チャイニーズタイペイ
3位 日本


スタンダートボート 500メートル

1位 チャイニーズタイペイ
2位 日本
3位 中国

歴史上初めて、日本が中国に勝ったレースです。

スタンダートボート 200メートル

1位 中国
2位 チャイニーズタイペイ
3位 マカオ

短距離は中国が強さをみせました。

以上が結果です。タイムについてはまた大会公式ページ参照してください。

能力値として振り返ってみると、スタートはやはり中国が早かったですが、昨年ビーチゲームズと比べるとかなり差が縮まってきています。スプリントレースではスタートの差を埋められずゴールする形でしたが、500メートルではスタートで出られてもその後じわじわと追い上げることが出来るなど力の差を感じない結果となりました。

チャイニーズタイペイはスタートにむらがあり、スモールボート500メートルではスタートで大幅に前に出られましたがそれ以外のレースではスタートで出たり出られたりと五分でした。決してピッチは速くないながらも1発1発のキャッチについては参加国NO,1です。 若いメンバーでの構成で今後世界をリードするかもしれません。

個人的にはスタンダートボートよりもスモールボートの部の方がメダルに近いという風に考えていましたが、結果的に他チームとの差を考えると逆でした。
我がチームの課題としてAチームとBチームの漕力差がありましたが、大会に臨むにあたりその差も少しずつ埋まり結果としてスタンダートボートの方が好レースでした。
他チームよりも選手層が厚く、誇れますね。


 


金をめざしながら結果、銀と銅に終わりましたがまたチームが進化した大会であったと思います。
応援して下さった方々、本当にありがとうございました。