家島への旅

ペーロン大会後は1週間のオフあり、ということで気晴らしにMY CANOE にて旅に出てみました。


いつかは家島まで行ってみたいという願望を持ちながらも、まだ早いかなぁという思いも交錯しつつとりあえず西方向の唐荷島を目指すことに。


海のすぐ側に住みながらも艇を下ろせるところが意外と少ない我がホームタウン。しかも潮位にもかなり左右されるんで大体65センチ以上の潮位じゃないと厳しいんです。


前日に潮位を調べ、時間の確認。早朝がbest。
それともう1つ問題があり、艇の乗り降りをする漁港は朝6時前あたりから市が始まるので人がわんさか。
さすがにこの時間帯は避けた方が良いと思ったので5時30分までに出発することに決定しました。諸々準備を整え就寝。


朝は5時頃起床。沖でエネルギー不足にならぬよう珍しくあさめしを多目にたべていざ出発。


魚市場は漁師さん達が割と居ましたがさほど人も多すぎず問題なし。

途中カヌーを肩に担ぐ僕を見たある漁師さんが

「ごっついのが来たでー。そういやこないだTV写ってたがな。今は世界でどのくらいにおるんや?」

何か話がかなり膨らんでいるご様子だったんで、まだアジアでも勝てておりませんとしっかり訂正しておきました。

そんなこんなでいざ出発。
島を目指します。

とりあえず波もなく順調。天気も良く快適です。

でもこの日は波はあまりないなりにもいつもより風がやや強くヒヤヒヤしながら西へ西へ。しかし北からの追い風に乗るとすぐ南側に流され。

ついでならこのまま南に流されて家島まで行ってやろうか、それとも無難に唐荷島にしておこうか思案しつつ。

考えた末に行ってしまえと家島方面へ。とりあえず攻めてみました。

どんどんと家島が近づいてきて、あれ?意外と近い?なんて調子に乗っていたら波が次第に高くなってきました。

後ろを振り返ると我がホームタウンが小さく見え、えらいとこまで来てしまったな〜と若干後悔。このまま家島に到達せぬまま引き返せずそのまま突っ走ることに。

その時、突如の横波。気が付けばひっくり返って海に放り出されました。やべ、と思いながら何とかライジャケが浮いてくれましたがついついパドルを手放してしまったんで流されたパドルを猛クロールで取りに行けば、今度は艇が波で流されまた今度は猛バタフライ。何とか追いつきてんやわんやで何とか艇をひっくり返して再パドリング。ライジャケなかったら確実に死んでたなとモンベルに感謝。そのまままた突っ走ろうかどうか迷いましたが、

更にどんどんと波が高くなってき始め、家島目前であえなく引き返すことに。

自然の怖さを思い知らされるパドリングとなりました。素人なんでまだまだ波にうまいこと乗れませんね。

またいつか再チャレンジしてやる〜。べた凪の日に。

そんなこんなで地元へ到着。

疲れ果て担ぐカヌーがかなり重く感じて家まで担げそうになくどうしようと迷いながら歩いていたところM田パパと観音寺前でバッタリ。

疲れ果てた僕を見かねて
「よっしゃ祭前の肩慣らしや、手伝ったろ」

と肩をかして下さり2人で担いで帰りました。

いやいや助かりました〜。ありがとうございます。

しかし肩慣らしと言いつつ、M田パパちんここ何年も祭は担いでないように思いますが・・・もしかして今年はやる気なのか・・・